|
|
|
イントロダクション
右脳を鍛えよう!
はじめての練習
実践してみよう!
最後に |
|
■イントロダクション■ |
|
|
|
…あれ?博士じゃないですかー。
こんなところで何してるんですかぁ? |
|
|
…あ、いや、ダメ…(;´Д`)ハァハァ
だからダメって言ってるのに… |
|
|
|
|
………(;´Д`)ハァハァ…彡 ガッ☆`Д´)ノ
………!!な、なんだ…碧(あおい)じゃないか…
どうしてお前がこのプロフェッサールームにいるのだ?呼んだ覚えはないが… |
|
|
何を言ってるんですかぁ。
今日は博士が私にお絵描きを教えてくれるって約束したじゃないですかぁ〜。 |
|
|
お絵描き…このワシが?こら碧、寝言は寝て言うものだ。
ワシはこう見えても科学者の端くれ。
つまりは絵を描く人間とは対極の存在なのだ。
別のことならいくらでも教えてやるぞ、ひっひっひ。 |
|
|
どうして対極の存在なんですかぁ?
もしかして博士、おバカさんなんですかぁ? |
|
|
ば、バカ…ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン!!
ええい、こうなったら何故ワシが絵を描く人間と対極にあるか、おバカなお前にも分かるように教えてやる!!わからんかったら説教じゃあ!!
■右脳と左脳■
昔からよく言われていることではあるが、人間の脳には右と左があり、それぞれ別の働きをしているのだ。一言で言うと右脳は創造的思考に適しており、左脳は論理的思考に適している。
また、誰でも知っている知識として、右手を動かすのは左脳、左手を動かすのは右脳と交差するカタチになっており、どちらの脳が活発に動いているかで利き腕が決まるとも言われているのだ。
つまりワシのような科学者は、物理的、時間的に論理を構成し経験によって成果物を生み出すところが左脳的だと言えるわけだな。
ちなみにワシが敬愛するレオナルド・ダ・ヴィンチ先生※1は、両利きだったという話でな、この辺が幼児教育時の大切なポイントかも知れんぞ。
ワシのような模範的な大人になるためにもな…ぐっふっふ。 |
|
|
(あまり気にしてない)
なるほどー。でもたいていの人は右利きですよねぇ?
そうすると私も博士と同じ、論理的思考の人なのかな? |
|
|
まあ安心しろ…100%それはないから。
ちょっと胸の前で腕を組んでみろ…あ、胸は別に隠さなくてもいいぞ。
その時に、どちらの腕が上か下かでも傾向がわかるのだ。
ちなみにこの場合は右腕が上なら左脳、左腕が上なら右脳が働いているらしい、ということだ。 |
|
|
んーと…左腕が上側にきましたねぇ。なんか悔しいような気もしますけど、博士と同じじゃなかったってことだけでもヨシとしておきますね( *´∀`) |
|
|
うーむ…自分で言う分にはいいが、人に言われると何かムカつくぞ。
特にお前に言われるとな。 |
|
■右脳を鍛えよう!■ |
|
それで、お絵描きには右脳が適してるのは分かりましたけどぉ、だからといって私は絵が上手かったりしませんよ?どっちが働いてたって下手なものは下手ですし…うー(T▽T) |
|
|
それはお前の精進が足らんからだ。
はい右脳、はい左脳と、そう簡単に切り替えができると思って、しかもいきなり100%以上の能力を期待するからいかんのだ。
まずは働きをよく理解したうえできちんとトレーニングすることは、お絵描きだけでなくすべてに共通するのだ。 |
|
|
トレーニング…っていっても、脳をですよね?
身体ならいつもトレーニングしてますけど、脳は動かせないですもん、無理ですよぅ… |
|
|
…お前の頭の中には、ダンゴムシでも寄生しているのか?
まあいい、さっきも言ったようにワシは左脳系なので直接教えることはできんが、管理人のMokusaが昔参考にしたという書籍を聞いてきた※2ので、気になる人はチェックしてもいいだろう。
ちなみに左腕で箸を持ってみたり、プルプル引きつりながら絵の練習をしたことは秘密にしておいてくれと言っていたが…まあいいだろう。 |
|
|
何だか難しそうですねぇ…でも、これを参考に勉強すれば上手くお絵描きができるようになるってことですよね! |
|
|
甘い!!
そんな都合のいい話があるものか!!!誤解のないように言っておくが、本を買って上手くなった気がするというだけではあまり参考にならないぞ。
ただ、なにをするにも基礎は必要だから、プロセスとして学んでおいた方がいいというだけのことだ。
それ以前に、お前は何が描きたいんだ?
そして、どういう描き方なら自分が満足するのか、どの程度まで描きたいのかということを検証しておく必要があるぞ。 |
|
|
ふぇ〜ん…いきなりそんなこと言われても…
私はただ、今より上手い…っていうか、とりあえず「おかしくない絵」を描きたいだけだも〜ん!! |
|
|
まあ、とりあえずはそれだけでも十分だろう。
最初から目指すところが高ければ、もうそれなりの位置にいるはずだからな。
初心者としては「おかしくない人物画」といった目標でいいと思うぞ。
ちなみに人物画といっても、輪郭から描いていたのでは凹む原因になるので、Mokusa的にはこれがオススメ※3だそうだ。 |
|
■はじめての練習■ |
|
それじゃ気を取り直して…
具体的に、どういう練習をしたほうがいいんですか? |
|
|
うむ。とりあえずワシに言えることは、紙と鉛筆かタブレット※4を用意するということぐらいだな。
ちなみにタブレットは滑るので、何か敷いたほうがいい。ワシ的には、ウチダの「きりっこ」がオススメだ。
実は前にも言ったが、ワシはあまりお絵描きに適した脳の造りをしていないので、ここは専門家の意見を聞くとしようか。
それでは先生!!お願いします!! |
|
|
|
|
|
|
す、すまん!!今のはさすがに失敗した。
どちらかというと右脳で行動しているという点では間違っていなかったのだが…では、ネクストプリーズ!! |
|
|
ん…何をぎゃあぎゃあ騒いでいやがるんだ…?
ん?半裸の女と派手なネクタイの親爺とはまた奇妙な取り合わせだな?
大体ココはどこなんだ?
俺は早く地元に帰らないといけないんだが…参ったな…また変なトコに紛れ込んじまったぜ… |
|
|
おお!君こそ人呼んで「お絵描き番長」!!(実はまだ名前が決まっていないので適当に呼んでみる)
君の腕と経験を見込んで、はじめてのお絵描き練習法についてご教示願いたいのだが…もちろんただでとは言わないぞ。この半裸少女を好きにしてもいいし、私の研究している反物質ミサイル発射ボタンの片方を押してもいいぞ? |
|
|
|
|
おいおい…そう煽てるなよ。背中が痒くなってくるじゃねえか。
仕方ねえな、いいか、技術の解説はしねえぞ?
技術なんてものは練習しない限り身につかないものだからな。っていうか、裏を返すと練習すれば誰だって身につくものだってことなんだよな。
描き方だって、人に聞くんじゃなくて自分で練習しながらベストの方法を見つけ出していくものだからな。各パーツの分かりやすい解説は、こちらのサイトなんかがオススメだ。「やさしい人物画」と並行して見てみるといいんじゃないか。
■はじめての練習■
まずは、手を慣らしてから描くってのが基本だな。
次は人体のプロポーションを勉強してから徹底的に模写すること。
模写の際も、いきなり清書しだすと凹んで失敗するもとになるので、シルエットを薄く描いてバランスを取ってからよく見て描くこと。
模写の手本は「やさしい人物画」※3か、「裸婦ポーズ集」※5あたりが無難でいいんじゃないか?ちなみにこのプロセスをサボると、後々バランスがどうこうだとか、どこかおかしいからあっちこっち修正だとか、そういうのに無駄な時間を使うことになるので、マジメに取り組みたい人は我慢の季節だな。
それで一番大事なのは、練習方法とかじゃなくて練習を止めないことなんだよなぁ。言い換えれば、凹んで止めちゃうことが一番悪い。調子に乗ってくれば、例え練習でも楽しく描けるようになるから、そうしたらもう楽勝街道だな。
とはいっても、入り口は広いけど奥の深い世界だから、そうなってからがスタートラインかもしれないけどな。 |
|
|
ということは、凹まないための何かが一番大切なんですね?
ちなみに、どのくらいまで我慢すればいいんですか? |
|
|
おう。嬢ちゃん、物わかりがいいじゃねえか。
俺もずいぶん読み漁ったんだが、どの技法書にもそういうのは書いてないからなぁ。
要するに、凹む時ってのは「何を描きたいかイメージがないのに描こうとして失敗した」ということと、「描こうとした物を頭の中で再現できないのにイメージだけで描いて失敗した」ってのが多いんじゃないかと思うわけだ。
つまりは、上手い人だって頭の中だけで、何も見ずにスラスラ描いてるわけじゃないということに気づくかどうかってことも、些細なことだが重要なんじゃないか。
それで後段の質問だが、実際お絵描きってのは結構パワーと発想がないとできないものだから、他の人の絵を観てあるいたりするのもオススメなわけだ。
まあ、どのくらいまで描けるようになりたいかというのもあるが、上手い人の絵を観て凹んでいるうちはまだ練習が足りないということぐらいしか言えないな。この辺は「技術」じゃなくて「考え方」みたいなものだと思うが… |
|
|
ふむ。
つまり、下手な人ほど「何も見ないで」「一気に」描こうとするから、描こうとした物に対して自分の中で持っているイメージと、出来上った自分の描いた絵のあまりのギャップに凹むというわけか。
確かに漠然と見ていると、案外細かい部分ってのは思い出せないものだったりするからな。
そして自分が未熟なほど大きく凹むと…うーん、びっくりするほどユートピア(謎) |
|
|
なるほどー。
それでは、実際のプロセスを知りたいんですが? |
|
|
その辺は、オエビ※6で皆さんが描いた絵のアニメ※7なんかを見ても参考になるだろう。まあ、俺もそろそろ帰らんとならんから、本人に簡単に説明してもらうとするか。 |
|
|
おお、ありがとう。大変参考になったよ。
それではさっそくお礼の品を…あ!もう行ってしまったか…
うーん、好漢惜しむらくは方向音痴だったのだな… |
|
■実践してみよう!■ |
|
それでは、Mokusa@管理人さんにお越しいただきました。
それじゃ、実際のところをお願いします☆ |
|
|
ど、どうもはじめまして…(どきどき)
管理人のMokusaでございます。やっぱり半裸少女はいいなぁ…(;´Д`)ハァハァ |
|
|
きゃあきゃあ!!
ま、また大変ですよ博士、今度はトロルです!! |
|
|
博士はさっき食べました。
英語で言うと”The professor ate a little while ago.” |
|
|
こらこら、何を騒いでおるのか…って、
何じゃこの生命体は!!! |
|
|
だからトロルですよっ!!
…って博士、食べられたんじゃなかったんですか? |
|
|
おお、そうだ…さっき一緒に食事をしてな。
これは間違いなくMokusaさんだ。
容貌は怪異だが、中の人はたいした事ないから安心していいぞ。 |
|
|
何だよ中の人って…まぁ否定はしないけど…人を見かけで判断してはいけないと思うんだよなぁ…それじゃ、気を取り直してさっそくいきますか。
|
■お絵描きの実際■
|
|
まずは何を描くかを決めてからすーっと描いていきます。このプロセスには人体のバランスと配置、プロポーションの知識と量感の経験が必要になりますんで、右脳のトレーニングと模写をしっかりやることをオススメします。ちなみにこれは何も見ないで描いてますが、反復練習による左脳の経験がここでは生きてきます。逆に言うとあんまり練習してないものは上手く描けません(T▽T)
慣れれば2〜3分で構図とバランス取りが完了します。 |
|
|
さらに描き進めます。この辺で各パーツを修正したり、大まかなアタリをつけたりします。昔は私も一発描き命だったことがあるんですが、レイヤが使えるし色々便利なので、下描き>清書というプロセスを踏むようになりました。
ちなみに、基礎をしっかり練習しないと、この作業がスムーズにいきません。どこか直すと他のトコがおかしくなって…という悪循環も起こしやすいので注意が必要です。 |
|
|
んで清書完了です。レイヤ操作が分かる人は、下描きレイヤを薄くして、その上にペンか鉛筆で清書するといいと思います。ペンだと線がキレイになるんですが、ベタ塗りができない&主線トレスできないという欠点があります。とにかく効率よく作業したい方は、鉛筆で描くといいと思います。
下描きをやったほうがいいと思う点なんですが、おっぱいが大きくなってますよね?(笑)いったんバランスが取れると、あれこれ発想が出てきますんでこういうこともよくあるのです。 |
|
|
とりあえずここまでで以上です。 |
|
|
あ、ありがとうございました…
いやあ、下描きと出来上がりって結構違うものなんですねー。 |
|
|
そうですねぇ…それに私もまだまだ未熟なので、あまり偉そうなことは言えないんですよ。お恥ずかしい限りで。私レベルくらいに至るまでのプロセスなら何とかアレなんですが…。
まあ、下描きにはあまり時間をかけない方がいいですよ、ということで。 |
|
|
それでは最後に、何かアドバイス的なものはありますかな? |
|
|
そうですねー、練習中は技法書とかよくある通信講座※8とかアレコレ目移りするものなんですが、私の経験では技法書はともかく、通信講座は止めた方がいいと思います。
人間壁にぶつかると、楽な方へ逃げる傾向があるんですが、そういう傾向が強いとよくある通信講座は100%完全にお金をドブに捨てる結果になりますので注意が必要かも知れないです。
やっぱり本人のやる気が一番大事なんでしょうね。まあ、イラスト用具一式は手に入りますんで、100%無駄じゃないかもですが、これからはじめる方はアナログ絵やりませんでしょう?ほとんどCGじゃないですか?
あと、「CGの描きかた」※9って本はたくさんありますが、少なくとも清書までは自分できっちりできないと参考になりませんので、注意してくださいね。例外もあるとは思いますが、そんなところでしょうか。 |
|
■最後に■ |
|
どうもありがとうございましたぁ〜。
いやぁ、一瞬どうなるのかと思いましたが、見かけによらず親切っぽい人でしたね、博士? |
|
|
うむ。どうでもいいがお前も結構失礼な奴だな。
まあそれはそれとして、ちょっと真面目すぎる内容だったかもしれんが、何かのヒントやきっかけになればこのページを作った甲斐があるというものだ。
できれば次は発想の仕方とか、メンタル面を重視して説明したいが、次があるかどうかも怪しいからな… |
|
|
そうですね。ちなみに、目指す目標によっては理屈抜きで描いても全然構いませんし、何を描いても本人が楽しければいいんじゃないでしょうか。 |
|
|
うむ。お前にしてはイイコトを言ったな。
ただ、オエビなどで場の雰囲気やルールに配慮せず好き勝手に描きなぐるのは禁止だぞ?
まあ、これは社会的一般常識のレベルではあるけどな。 |
|
|
それでは博士、今日は長々とありがとうございました〜。
皆さんとも別な機会でまたお会いできるといいですね! |
|
|
ち、ちょっと待て…まさか何もしないで行くつもりなのか!?
半裸少女を目の前にすること小一時間、おとなしくしているほどワシの息子は紳士ではないぞ…って、マジで待てっての!! |
|
|
|
|
どうも長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。
正直こういうページを作れるほど自分も上手いわけではありませんが、創造的生活をすることは例えそのキッカケが「エロ絵の自給自足」でも何でも素晴らしいことなんじゃないかと思うわけです。実際、まだ絵を描きはじめて数年しか経っていませんが、もっと早く絵を描きはじめていたら違う生き方をしていたかもしれません…っていうか今からでも遅くないとワタシは勝手に思っているんですが(汗)
まだchapter1なので、もしかすると続きを書くかもしれませんが、そのときは暖かく見守ってやってください(笑) |
|
|